オウンドメディアで成果をあげるために!マーケティングで使えるフレームワークを解説

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マーケティング施策において、戦略を考えることは非常に重要な役割の一つです。良いアイデアを練ったり、課題を解決するための手段を考えたりする際に、知っておくと役に立つ概念が「フレームワーク」です。

そこで今回は、マーケティング戦略を考える上で欠かせない「フレームワーク」について、用語の解説から活用のポイントまですべてご紹介します。

フレームワークとは?

フレームワークとは?

フレームワークとは、「骨組み」や「構造」といった意味で、戦略を立案する際に用いられる考え方のことを指します。

戦略を立てる際に、漠然と考え始めてしまうと「何が課題なのか?」「どの解決法が最適なのか?」が定まらず、体系的な整理ができません。
フレームワークを活用することで、「課題の明確化」「解決手法の最適化」「思考時間の短縮」などが可能になり、短時間で質の高い戦略を考えることができるのです。

このようなフレームワークを用いる思考法のことを「フレームワーク思考」と呼びます。事象の相関性や全体像を正しく理解することができ、ロジカルシンキングとの親和性も高いため、ビジネスマンの必須スキルと言えるでしょう。

フレームワークのメリットとは?

フレームワークのメリットとしては、「戦略を立案するための思考を効率化できる」ということが挙げられます。フレームワークにはさまざまな種類がありますが、考えを体系的に整理できるという部分は共通しています。
たとえば以下のようなビジネスシーンで活用できるでしょう。

<フレームワークが活用できる例>
・経営戦略
・マーケティング施策
・採用/組織戦略
・市場調査 など

思考を整理できていると、人に説明したり共有したりする際に、筋道立ててプレゼンすることも容易になります。社内・社外問わず、周囲の人を巻き込む際にもフレームワークは役に立つでしょう。

フレームワークのデメリットとは?

フレームワークのデメリットとしては、「活用の仕方を間違えると逆効果になってしまう」ことです。フレームワークにはそれぞれ特徴があり、活用するのに適した場面やフェーズが存在します。

フレームワーク自体はあくまで考えるためのツールとして捉え、目的に合わせて適切なフレームワークを活用するように心掛けましょう。

ビジネスで活用できる、フレームワーク18選!

実際にビジネスの場で活用できるフレームワークを厳選してご紹介します。

SWOT分析

SWOT分析とは、「強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。SWOT分析では、自社にとってプラスとなる要因、マイナスとなる要因を内部要因と外部要因に切り分けて考えることができます。

・強み(Strength):自社が活かすべき強みについて考える。内部要因。
・弱み(Weakness):自社が克服すべき弱みについて考える。内部要因。
・機会(Opportunity):市場拡大の可能性や競争優位について考える。外部要因。
・脅威(Threat):市場縮小や競合他社について考える。外部要因。

PEST分析

PEST分析とは「政治(Political)、経済(Economical)、社会(Social)、技術(Technological)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。PEST分析では、自社を取り巻くマーケティング環境をマクロに把握・分析することができます。

・政治(Political):自社のビジネスに関する法律や政治動向など
・経済(Economical):経済水準、所得の変化、為替や金利など
・社会(Social):人口の推移、価値観の変化、流行や習慣など
・技術(Technological):自社のビジネスに関する最新技術など

3C分析

3C分析とは、「市場・顧客(Customer)、自社(Company)、競合他社(Competitor)」の3つの頭文字のCから命名されたフレームワークです。3C分析では、自社を取り巻くマーケティング環境をミクロに把握・分析することができます。

・市場・顧客(Customer):業界の市場規模、市場の整調性、顧客のニーズ/インサイトなど
・自社(Company):企業理念/ビジョン、ブランド戦略、売上、業界シェア、資本力など
・競合他社(Competitor):ブランド戦略、売上、業界シェアなど

4P分析

4P分析とは、「製品(Product)、価格(Price)、 流通(Place)、販売促進(Promotion)」の4つの頭文字のPから命名されたフレームワークです。4P分析では、自社サービスを中心とした4つの視点から市場を分析することができます。

・製品(Product):サービスの品質や機能、ラインナップ、デザインなど
・価格(Price):サービスの価格、割引、支払い方法など
・流通(Place):チャネル、流通範囲、在庫管理など
・販売促進(Promotion):広告戦略、広報活動など

5フォース分析

5フォース分析とは、「新規参入者の脅威、売り手(サプライヤー)の交渉力、買い手(顧客)の交渉力、代替品や代替サービスの脅威、既存企業同士の競争(競争業者)」の5つの競争要因から外部環境を分析するフレームワークです。

・新規参入者の脅威:規模の経済、スイッチングコスト、巨額の投資など
・売り手(サプライヤー)の交渉力:市場集中度、製品の差別化など
・買い手(顧客)の交渉力:市場集中度、製品の差別化、買い手の情報量など
・代替品や代替サービスの脅威:代替品の価格対性能比、ほかの業界での変化など
・既存企業同士の競争(競争業者):市場シェア、スイッチングコストなど

PPM分析

PPM分析とは、「Product Portfolio Management」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。PPM分析では、市場成長率と市場占有率の2軸から、事業や製品・サービスを分類することができます。

・花形:市場成長率が高く、市場占有率も高い。
・問題児:市場成長率が高く、市場占有率は低い。
・金のなる木:市場成長率が低く、市場占有率は高い。
・負け犬:市場成長率が低く、市場占有率も低い。

STP分析

STP分析とは、「Segmentation(細分化)、Targeting(標的)、Positioning(立ち位置)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。STP分析では、どの市場のどんな顧客に対してどのようにアプローチしていくのかという軸を定めることができます。

・Segmentation(細分化):顧客を細分化したグループに分類する。
・Targeting(標的):細分化したグループの中からアプローチするユーザー層を決める。
・Positioning(立ち位置):アプローチするユーザー層にとって魅力的である立ち位置を考える。

VRIO分析

VRIO分析とは、「Value(経済価値)、Rarity(希少性)、Inimitability(模倣困難性)、Organization(組織)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。VRIO分析では、自社の経営資源の競争優位性を分析することができます。

・Value(経済価値):外部環境における脅威や機会に適応できる要素があるかどうか。
・Rarity(希少性):他社が持っていない独自性の高い要素があるかどうか。
・Inimitability(模倣困難性):他社での再現性が低い要素があるかどうか。
・Organization(組織):経営資源を最大化できる組織があるかどうか。

ロジックツリー

ロジックツリーとは、課題をツリー状に整理・分解し、原因や解決策を論理的に導くフレームワークです。ロジックツリーでは、問題の全体像を漏れなく把握し、論理的で説得力のある解決策を考えることができます。

5W1H

5W1Hとは、「Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。5W1Hでは、伝えたい情報を過不足なく明確に伝えることができます。

・Who(だれが):主体を明確にする。
・When(いつ):時間軸を明確にする。
・Where(どこで):場所を明確にする。
・What(なにを):事象を明確にする。
・Why(なぜ):理由を明確にする。
・How(どのように):具体的な方法を明確にする。

MECE

MECEとは、「Mutually(お互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体に)、Exhaustive(漏れなく)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。MECEでは、課題の要因や解決策に繋がるアイデアなどを網羅的に洗い出すことができます。

PDCA

PDCAとは、「Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。PDCAでは、目標達成に向けた戦略や計画を継続的に改善していくことができます。

・Plan(計画):目標を設定し、計画を立てる。
・Do(実行):立てた計画を実際に行動に移す。
・Check(評価):計画に沿って実行できていたか振り返る。
・Action(改善):振り返りに基づき改善を実施する。

KPT

KPTとは、「Keep(続けるべきこと)、Problem(抱えている問題)、Try(次に挑戦したいこと)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。KPTでは、現状の分析や振り返りの効率化に活用することができます。

・Keep(続けるべきこと):今までの良かった点。今後も続けていくべき事項。
・Problem(抱えている問題):今までの悪かった点。改善すべき事項。
・Try(次に挑戦したいこと):実際に改善していく事項。

マンダラチャート

マンダラチャートとは、仏教に登場する曼荼羅(マンダラ)の模様に由来して命名されたフレームワークです。マンダラチャートでは、アイデアの発散やブラッシュアップに活用することができます。3×3の9マスの枠で構成されることが多いです。

SMART

SMARTとは、「Specific(明確)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連)、Time-bound(期限付き)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。SMARTでは、精度の高い目標設定や進捗管理に活用することができます。

・Specific(明確):自分だけでなく、他者から見ても明確で具体的な表現である。
・Measurable(測定可能):目標に対する進捗・達成度が確認できるよう、その内容が定量化されている。
・Achievable(達成可能):設定した目標が現実的に達成可能である。
・Relevant(関連):設定した目標が自分の目標・部署の目標・会社の目標など、ほかの目標と関連している。
・Time-bound(期限付き):目標を達成するまでの期限が設定されている。

SCAMPER

SCAMPERとは、「Substitute(代用できないか?)、Combine(結合できないか?)、Adapt(応用できないか?)、Modify / Magnify(修正/拡大できないか?)、Put other uses(転用できないか?)、Eliminate / minify(削除 / 削減できないか?)、Reverse / Rearrange(逆転/再編集できないか?)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。SCAMPERでは、各項目を既存のアイデアと組み合わせることで、新しいアイデアを生み出すことができます。

バリューチェーン分析

バリューチェーン分析とは、顧客にバリュー(価値)が到達するまでのプロセスを分解・整理し、チェーンのように繋げることで競争優位性を分析するフレームワークです。プロセスごとに細かく要素を分析できるため、戦略設計に活用することができます。

AIDMA

AIDMAとは、「Attention(注意)、 Interest(関心)、 Desire(欲求)、 Memory(記憶)、Action(行動)」のそれぞれの頭文字のアルファベットから命名されたフレームワークです。AIDMAでは、顧客の心理変化に適応したアプローチ戦略の策定ができます。

・Attention(注意):顧客がまだサービスを知らない状態。まずは知ってもらう。
・Interest(関心):顧客がサービスを認知しているが興味はない状態。興味を持ってもらう。
・Desire(欲求):顧客が興味を持っているが、買う気はない。購入意欲を高める。
・Memory(記憶):顧客は欲しいと思っているが、動機がない。購入動機を提供する。
・Action(行動):顧客に動機はあるが、買う機会がない。購入機会を提供する。

フレームワーク活用のポイント!

フレームワークは便利なツールですが、活用の仕方を間違えてしまうと逆効果になることもあります。成果に繋げるためにも、必ず活用のポイントを押さえておきましょう。

目的に対して適切なフレームワークを活用しているかどうか

フレームワークは種類によって、それぞれ特徴や役割が大きく変わってきます。そのため、各フレームワーク単体の活用方法だけでなく、隣接するフレームワークとの関係性を把握した上で、「解決したい目的に対して適切なフレームワークを選ぶ」ことが重要です。

フレームワークは考えを整理し、効率化してくれる存在ですが、自然と解決策が出てくる魔法ではありません。あくまで手段としてのツールであると認識し、目的に応じて使い分けや調整が必要であることを忘れないようにしましょう。

フレームワークと実際の施策が一致しているかどうか

フレームワークを理解したとしても、実際の施策に上手く落とし込めていないというケースも少なくはありません。自社の状況と照らし合わせたときに、適切にフレームワークを当てはめることができているか、実施している施策がフレームワークから生まれた思考に沿っているかなど、定期的にチェックすることが重要です。

特に実際の数値などを当てはめていくと、ついついいつもの考え方に戻ってしまったり、バイアスが掛かって施策の方針がブレてしまったりすることもあります。ひとつひとつ丁寧に確認しながら進めていきましょう。

フレームワークを活用して、効果的な施策設計を!

フレームワークを正しく理解して活用すれば、戦略の質の向上や思考に使う時間の短縮など、さまざまなメリットに繋がります。また、今までになかった視点や考え方を身につけることで、より複雑で難易度の高い課題を解決することも期待できるでしょう。

フレームワークの活用と、効果的な施策設計で、成果に繋がる運用を目指していきましょう。


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